仮面病棟/知念実希人

2014年12月に実業之日本社文庫にて刊行された作品です。

刊行当初より話題作となっていましたが、2020年3月6日より主演坂口健太郎さん、ヒロイン永野芽郁さんで映画が公開されます。

 

療養型病院に当直勤務をしていた外科医の速水秀悟

ある夜、強盗犯であるピエロの仮面の男が、逃走中に発砲して傷つけた女・川崎愛美を治療するように依頼される。

そして、そのまま強盗犯は病院に籠城。

速水は愛美を治療し脱出を試みるうちに、病院に隠された秘密を知る。

閉ざされた病院内で繰り広げられる究極の心理戦。

速水たちは無事脱出ができるのか。

そして病院に隠された大きな秘密とは…

 

この作品の著者である知念さんは現役医師とのことで、病院内の設備や先生、看護師の描写などはかなりリアリティを感じます。

また、あまり難しく医療系の内容には踏み込まず、素人でもわかりやすい範囲内に収めて書かれているようにも思えました。

かなり疾走感のある内容で、読書慣れしている方は一気読みもできる作品ではないでしょうか。

登場人物に医者や看護師が多い中、犯人が少し稚拙な感じがし、またそのギャップがいいのかもしれませんが、ドキドキする中でもどちらかというと籠城されている場面よりも、秘密を暴いていくという方に重点が置かれている物語になっています。

この作品が出た当初脱出ゲームが流行っていましたね。そういった要素でもとても楽しめると思います。

文字として表現されている本書はもちろん面白いのですが、病院内の移動が多いという点でいうと、映像化されている方が場面展開がよりわかりやすいのではないかと管理人は感じているので、今回の映画化は少し期待しています。

ドラマや映画で見てみたいと感じていました。

これの関連作品として時限病棟もあり、そちらも読みましたので後日感想を上げたいと思います。

ご興味のある方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。