中公文庫より2006年に文庫版が刊行され、管理人はそれを読みましたが、実際には1997年に新書として刊行されたのが最初とのことです。
刊行から4年後の2010年頃より、書店員さんらの間でじわじわと話題になり、2013年11月には北川景子さん、深田恭子さん初共演となる同名の映画が公開されています。
大学に通うために上京した萩尾春海は、なかなかいい部屋が見つからず不動産屋を巡っていた。
そんな中、同じような物件を見ていた西村麗子と出会い、声をかけられる。
「ねぇ、一緒に住まない?」
ルームメイトになろうという申し出を受け、新鮮な響きに心が動く。
出会って間もない他人との一緒の生活に若干の抵抗を感じていたものの、素敵な物件と麗子の人柄にも惹かれ、一緒に住むことを決めた。
共同生活はルールを決めたことにより快適であったが、数か月後から麗子の様子が変ってゆく。
そして、麗子は失踪。
麗子のことを調べれば調べるほど、春海が知らなかった事実が分かっていく。
呆然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが…
これは、本当に最後まで驚きの連続な作品でした。
じわじわと迫りくる恐怖。でも、真相が知りたくて先を読みたくなるのです。
改めて人間の怖さを感じる物語だと思います。
この作品の中では、他人との同居によって巻き込まれていくという内容でしたが、気が知れている友人であったとしても、共同で生活するというのは少し気を付けた方がいいのかもしれない…と考えてしまいました。
管理人は映画も観ましたが、設定や出会い方など少し変わっていて、原作ほどの驚きはないものの、視覚で改めて観るというのも面白いと感じました。
深田恭子さんが麗子役なのですが、怖さが伝わってきます。
どんでん返しものをお探しの方には、かなりおすすめできる作品です。
ご興味のある方は、読んでみてはいかがでしょうか。