青の数学/王城夕紀

2016年8月に新潮文庫より刊行された作品です。

 

雪の日に出会った女子高生は、数学オリンピックを制した天才だった。

その少女、京 香凜(かなどめ かりん)の問いに、主人公の栢山(かやま)は困惑する。

「数学って、何?」

若き数学者が集うネット上の決闘空間「E2」。

全国トップ偕成高校の数学研究会「オイラー倶楽部」。

ライバルと出会い、競う中で、栢山は香凜に対する答えを探す。

ひたむきな想いを、身体に燻る熱を、数学へとぶつける少年少女たちを描く青春小説。

※引用 新潮社サイト https://www.shinchosha.co.jp/book/180072/

 

数学オリンピックというものを、この小説で知りました。

正直、管理人は数学が苦手です。学生時代の成績は散々…

そんな管理人でも、改めて数学というものに向き合ってみたくなる作品でした。

主人公の栢山は、数学を感覚で解けるタイプなのですが、それだと応用が利かないこともあるというのです。

数学オリンピックはあらゆる分野の問題が出てくるので、感覚だけでは必ず壁にぶつかるとのこと。

こういった点は、数学自体苦手と思い敬遠してきた管理人には想像できない部分でした。

この作品は、数学がメインなのにも関わらず、難しい数学の内容はほとんどでてきません。

登場人物の青春さを只々感じることができます。

また、更に面白いと思ったのは、登場人物の名前です。

栢山、京、十河(そごう)、東風谷(こちたに)…となかなかの読みずらさです。

数学を題材にしているのに、国語の勉強をさせられているかのようなネーミング。これもまた惹かれていく点でした。

こちらには続編もあり、青の数学2というタイトルで既に刊行されています。

今回の作品では、数学オリンピックを目指し合宿に参加、そしてたくさんのライバルとより深い数学の世界を感じていくというようなところまででした。

管理人はまだ続編を読めていませんが、読みましたら更なる感想をお伝えしたいと思います。

 

ご興味のある方は、読んでみてはいかがでしょうか。